仮想通貨

【使いやすさvs安さ】コインチェック販売所と取引所の違い6つ

【手数料タダ】コインチェック取引所のビットコイン買い方解説for初心者では、販売所と取引所の違いの一部にフォーカスしました。

自分なりに気づいた主な違いは全部で6つ。
比較表は以下のとおりです。

「販売所と取引所の違いを詳しく知りたい」
「情報を整理して上手に使い分けたい」
という方のために、今回は6つの違いすべてを詳しく解説します。

取引場所※販売所取引所
最低注文量500円または0.001BTC500円かつ0.005BTC
手数料高めビットコイン(BTC)なら0円
取り扱う仮想通貨銘柄19種類6種類
購入手続きの手順簡単少し手間
注文完了から実際の購入までのタイムラグなし(注文=購入)発生することもある
取引相手事業者(コインチェック)別ユーザーまたは事業者

※ちょっとややこしいですが、販売所でも「取引」はしています。
取引相手が事業者(コインチェック)に限定されているので、「販売所」と名乗っているだけです。

本記事の要約は次のとおりです。

本記事の要約
  • 販売所は使いやすさ、取引所は安さがポイント
  • もっとも注意すべき違いは、最低注文量
  • 販売所は超初心者向け、取引所は慣れた人向けと言えるが、取引所の操作も難しくはない

ぼくも始めのころは違いをよく理解せず、販売所しか使っていませんでした。
その結果、万単位の大損を出していたことに後々気づきました……。
画面越しにいる方はぜひ本記事を参考に行動して、大損を出さないようにしてください

違い1:最低注文量

取引場所※販売所取引所
最低注文量500円または0.001BTC500円かつ0.005BTC

販売所と取引所の違いの中でも、もっとも注意すべき違いが最低注文量です。
予算が少ないなら、取引所より販売所がおすすめになります。

取引所の最低注文量は、500円「かつ」0.005BTC。
レートが3,019,157円の場合、0.005BTC=15095.785円です。
0.005BTCが500円未満になるとは考えられません。
つまり、取引所では最低でも約15,100円(2023年2月6日の場合)の予算が必要になります。

販売所だと最低500円で注文(=購入)できます。
最低限必要な予算が違うと、コインチェックに入金しておく金額も変わってくるので覚えておきましょう。

違い2:手数料

取引場所※販売所取引所
手数料高めビットコイン(BTC)なら0円

大ざっぱに見ると、取引所より販売所の手数料は割高です。
ただし、仮想通貨銘柄によっても手数料は異なります。

ビットコインなら、販売所より手数料の安い取引所をおすすめします

販売所は実質手数料が高い

実は、販売所の取引手数料は無料です。
手数料相当額がレートに上乗せされるため、実質手数料が取引所より高くなるわけです。

ビットコインで比較してみましょう。
2023年2月6日のレートで比較すると、次のレート差があります。

販売所の購入レート3,110,032円/1BTC
取引所の通貨リストのレート3,019,157円/1BTC
レートの差90,875円/1BTC(=454.375円/0.005BTC)

1BTCではなく、取引所の最低注文量0.005BTCで考えても約450円のレート差!
たった2回で1,000円近くなります。
さすがに無視できませんね……。

取引所の手数料は仮想通貨銘柄によって異なる

取引所の手数料を次に示します。
参考:取引所手数料 | コインチェック(2023年2月15日時点)

仮想通貨銘柄Maker(指値注文)手数料Taker(成行注文)手数料
BTC0.000%0.000%
ETC0.050%0.100%
LSK0.000%0.000%
MONA0.000%0.000%
OMG0.000%0.000%
PLT0.050%0.100%

表の「Maker」は、取引所のレート板上に表示されたレートで取引しない注文を表します。
「Taker」は板上のレートで取引する注文です。

たとえば、市場レートが上がっている最中に「もっと上がりそうだから今より高めのレートで売注文を入れておこう」がMaker。
逆に下がっていても「もっと下がりそうだから今より低めのレートで買注文を入れておこう」もMakerです。
この2種類以外はTakerだと、ぼくはざっくり考えています。

少なくとも始めのうちはBTC(ビットコイン)を購入するのがおすすめなので、取引所の手数料はどちらでも0円です。

違い3:取り扱う仮想通貨銘柄

取引場所※販売所取引所
取り扱う仮想通貨銘柄19種類6種類

より多くの仮想通貨銘柄を取引したい場合は、取引所より取扱数の多い販売所がおすすめ

銘柄の比較は次のとおりです。
取扱銘柄を◯、そうではない銘柄を—で表しています。
参考:販売所手数料 | コインチェック取引所手数料 | コインチェック(2023年2月15日時点)

仮想通貨銘柄販売所取引所
BTC
ETH
ETC
LSK
XRP
XEM
LTC
BCH
MONA
XLM
QTUM
BAT
IOST
ENJ
OMG
PLT
SAND
XYM
DOT

違い4:購入手続きの手順

取引場所※販売所取引所
購入手続きの手順簡単少し手間

販売所、取引所それぞれでビットコイン(BTC)を購入する手順を簡単に説明します。
取引所のレートの見方さえ覚えれば、購入しやすさに大きな違いはありません

販売所でビットコインを購入する

スマホアプリを操作するのが一番簡単です。

  1. コインチェックアプリを開く
  2. 「ウォレット」で日本円を入金する
  3. 「販売所」でビットコインを選ぶ
  4. 「購入」ボタンをタップ
  5. 金額を日本円で入力して購入ボタンをタップ
  6. 取引完了を確認する

詳細な購入方法はこちらの記事をどうぞ。

取引所でビットコインを購入する

スマホアプリからは取引所にアクセスできないため、Google ChromeやSafariなどのブラウザを使います。
レートを指定する必要もあって、販売所より少し手間はかかりますが、少しだけです。
最低注文量0.005BTCを購入する手順を以下に示します。

  1. 日本円を入金する
  2. ブラウザ版コインチェックにアクセス
  3. 取引アカウントにログイン
  4. 買レートの一番下をタップし、注文量に0.005を入力
  5. 「注文する」ボタンを押す
  6. 取引完了を確認する

詳細な購入方法はこちらの記事をどうぞ。

違い5:注文完了から実際の購入までのタイムラグ

取引場所※販売所取引所
注文完了から実際の購入までのタイムラグなし(注文=購入)発生することもある

販売所だと、注文と購入が同時に行われるため、タイムラグがありません。

一方で、取引所ではタイムラグが発生する場合もあります。
Maker(指値注文)の場合です(「Maker」の意味はこちらで先述しています)。

ひんぱんに取引されている(取引板上の)レートから大きく外れた売買レートで注文すると、すぐに約定(=購入または売却)とはならないでしょう。
レートの変動予想が当たった場合は小さなタイムラグで済みますが、最悪の場合はいつまでも約定されません。

レート予想はプロでも難しいので、初心者のうちは取引板上レートで注文しましょう

違い6:取引相手

取引場所※販売所取引所
取引相手事業者(コインチェック)別ユーザーまたは事業者

販売所では事業者(コインチェック)のみが取引相手ですが、取引所では別ユーザーも含まれます。

それだけ聞くとユーザー同士の取引でトラブルが起きないか心配になるかもしれませんが、大丈夫です。
コインチェックが仲立ちしてくれます。
ユーザー(自分)は取引相手の違いを意識する必要はありません

違いを良し悪しで比較してみる

ここまで販売所と取引所の違いを解説しました。
単純に両者の良し悪しを比較すると、次のようになると思います。

取引場所※販売所取引所
最低注文量
手数料
取り扱う仮想通貨銘柄
購入手続きの手順
注文完了から実際の購入までのタイムラグ
取引相手

販売所と取引所のどちらにも一長一短あるので、自分に合った取引所を選ぶのが大切です。

しかし将来も含めて考えると、基本は取引所がおすすめです。
上手な方は、取引所で指値注文を駆使し、有利なレートで利益を出します。
もちろん操作方法やレート予想などに慣れてからですが、早めに慣れるためにも、初心者のうちから取引所を使ってみましょう。

不安な方は、次の記事を参考にぜひトライしてみてください。

まとめ

今回は、コインチェックの販売所と取引所の違いを詳しく解説しました。

違いを正しく理解していると、損失を最小限に抑えて、賢く取引できるようになります。
本記事で違いを把握し、コインチェックでどんどん取引できるようになってもらえれば幸いです。